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2026.03.21

犬はキウイを食べても問題ありません!与える量・与え方・効果を解説

豆知識

犬にキウイを与えても基本的に問題ありません。

ビタミンC・食物繊維・カリウム・ポリフェノールなど健康をサポートする栄養素が豊富で、水分補給にも役立ちます。ただし皮・芯は与えず果肉のみを適量に。与え方・適量・注意点を正しく理解して、愛犬に安心してキウイを与えられるようになりましょう。

キウイは犬が食べても大丈夫な果物

「キウイって犬に与えていいの?」と不安に感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、キウイは犬が食べても大丈夫な果物です。

キウイには犬に中毒を引き起こすような有害物質は含まれておらず、ビタミンC・ビタミンE・食物繊維・カリウム・ポリフェノール・消化酵素(アクチニジン)など、犬の健康維持に役立つ可能性がある栄養素が豊富です。適量を守れば、特別なおやつやご褒美として取り入れることができます。

✅ ポイントまとめ

犬にキウイを与えるとき、おさえておきたい基本ルールが4つあります。
  • 果肉のみを小さくカットして与える(皮・芯はNG)
  • 体格に合った量を守る(与えすぎは下痢・肥満の原因)
  • 加工品・ドライフルーツは与えない(糖分・添加物が多い)
  • 初めての場合は少量から試してアレルギーがないか確認する

食べても問題ない理由

キウイが犬に与えても問題ないとされる主な理由は、犬に有害な毒性成分が含まれていないからです。犬に危険なぶどうやレーズン・チョコレート・玉ねぎなどとは異なり、キウイの果肉には中毒を引き起こす成分は確認されていません。

また、キウイは約80〜85%が水分で構成されており、夏の暑い日や水をあまり飲まない犬の水分補給の補助にも向いています。ただし、水分が多いからこそ与えすぎると下痢の原因になることも覚えておきましょう。あくまでおやつとして少量与えることが前提です。

与えるときの基本ルール

キウイを安全に与えるための基本的な考え方を整理します。難しいルールはありませんが、以下を守ることで愛犬に安心して与えられます。

  • STEP 1おやつとして少量だけ与える(1日の必要カロリーの10〜20%以内が目安)
  • STEP 2皮・芯を取り除き、果肉のみを小さくカットして与える
  • STEP 3初めて与えるときはひと口程度の少量から試す
  • STEP 4食後の様子・うんちの状態を数日間観察する
  • STEP 5異常が見られたらすぐに中止し、動物病院へ相談する

犬にキウイを与えると期待できる効果・含まれる栄養素

キウイには犬の健康維持に役立つ可能性がある栄養素が複数含まれています。それぞれの成分が犬の体にどのような働きをするのかを整理しました。

あくまでも医療効果を断定するものではなく、一般的な栄養学に基づく説明です。愛犬の体調・症状については必ず獣医師にご相談ください。

栄養素 含有量(100gあたり) 犬への主な働き(一般論)
ビタミンC 69mg(グリーン) 抗酸化作用・免疫機能のサポート・体内の解毒作用
ビタミンE 1.3mg 細胞の老化を防ぐ抗酸化作用(犬は体内で生成できないため摂取メリットあり)
食物繊維(ペクチン・セルロース) 2.6g 腸内環境のサポート・便通の改善(与えすぎると下痢の原因にも)
カリウム 290mg 体内の水分・電解質バランス維持(腎臓・心臓疾患の犬は注意)
ポリフェノール 果肉・皮に含まれる 抗酸化作用による健康維持・細胞の老化防止サポート
アクチニジン(消化酵素) グリーンキウイに含まれる タンパク質を分解し消化吸収をサポート(熱に弱い)
水分 約80〜85% 水分補給の補助。水を飲みたがらない犬のサポートにも活用しやすい

※グリーンキウイ(生)のエネルギーは100gあたり約51kcalです。ゴールデンキウイはやや糖度が高く約59kcal程度。1個(皮をむいた可食部)は約85g程度が目安です。

① ビタミンCによる健康サポート

キウイはレモン約8個分ものビタミンCを含むとも言われるほど、ビタミンCが豊富な果物です。ビタミンCには免疫機能のサポート・体内の異物を解毒する作用が期待されます。犬は体内でビタミンCを合成できますが、ストレスや加齢によって消費されやすいため、食材から補えるのは嬉しい点です。なお、ゴールデンキウイはグリーンキウイの約2倍のビタミンCを含んでいます。

※ビタミンCは水溶性ビタミンで過剰摂取の心配はほとんどありませんが、加熱によって効果が失われる可能性があるため、生のまま与えるのがおすすめです。

② 食物繊維による腸内環境サポート

キウイには水溶性食物繊維(ペクチン)と不溶性食物繊維(セルロース)の両方が含まれています。ペクチンは腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、セルロースは腸を刺激して便通を良くする作用が期待できます。便秘気味の愛犬のおやつとして少量取り入れるのもおすすめです。ただし食物繊維の量は果物の中でもトップクラスに多いため、与えすぎると逆に下痢・軟便の原因になります。あくまで少量を心がけましょう。

③ カリウムによる体内バランスの維持

カリウムは体内の水分バランスを保つために欠かせないミネラルです。細胞の浸透圧を調整し、神経や筋肉が正常に機能するためにも重要な役割を担っています。キウイにはカリウムが豊富に含まれており、健康な犬のコンディション維持をサポートしてくれます。ただし後述のとおり、腎臓や心臓に持病がある犬にはカリウムの制限が必要な場合があるため、与える前に必ず獣医師に相談しましょう。

④ 抗酸化成分(ポリフェノール・ビタミンE)による健康維持

キウイにはポリフェノールをはじめ、ビタミンA・C・Eという抗酸化作用のあるビタミンが3種類すべて含まれています。抗酸化成分は体内で発生する活性酸素を取り除き、細胞の老化を防ぐエイジングケアに役立つとされています。人を対象とした研究ではありますが、キウイの抗酸化作用がDNAのダメージから細胞を保護する可能性も報告されています(Animal Life Partner・丸田香緒里獣医師 / All About)。また、グリーンキウイにはルテインという成分が含まれており、目の健康維持との関連性も報告されています。

⑤ 消化酵素(アクチニジン)のはたらき

グリーンキウイだけに含まれるアクチニジンは、肉・魚・乳製品など幅広いタンパク質を分解するタンパク質分解酵素です。食事に混ぜるか食後に与えることで、消化吸収を助ける効果が期待できます。お腹の調子が安定しない犬や、フードの切り替えを予定している犬に取り入れてみるのも良いでしょう。

⚠️ アクチニジンに関する注意点:アクチニジンは熱に弱い酵素です。消化サポートを目的に与える場合は生のキウイを使いましょう。また、キウイに含まれる「シュウ酸」は細胞が壊れると口の中にピリピリとした刺激をもたらすことがあります。ミキサーにかけて液状にするとシュウ酸の刺激が強まるため、ミキサーは使わず小さくカットして与えるのがベターです(参考:いぬのきもちWEB MAGAZINE)。

犬に与えてよいキウイの量の目安

キウイは食物繊維・糖分・水分をバランスよく含む一方で、与えすぎると消化不良・下痢・肥満の原因になることがあります。体格に合った量を守ることが大切です。

なお、キウイの1個(皮をむいた可食部)は約85g程度。1/2個は約43g、1/4個は約22g、1/8個は約11gが目安です(参考:INUNAVI)。小さい犬ほど少量でも体重換算するとカロリーになることを念頭に置きましょう。

超小型犬・小型犬のキウイの量

体が小さい犬ほど少量が基本です。特に初めて与える場合は1cm角程度にカットした1〜2切れから始め、体調に問題がなければ少しずつ増やしてください。

犬の体格 体重の目安 キウイの量の目安(1日) 与え方のポイント
超小型犬 2〜5kg 37g〜73g程度 初回は1cm角を1〜2切れから
小型犬 6〜10kg未満 84g〜125g程度 おやつ全体の量と合わせて調整

中型犬・大型犬のキウイの量

体が大きくても「たくさん与えていい」わけではありません。体格が大きいほど代謝カロリーも上がりますが、糖分・食物繊維の摂りすぎによるトラブルのリスクは同じです。あくまでおやつの範囲内にとどめましょう。

犬の体格 体重の目安 キウイの量の目安(1日) 与え方のポイント
中型犬 11〜15kg 125g〜167g程度 一気に与えず少しずつ様子を見る
大型犬 20〜50kg 208g〜413g程度 与えた日は主食のフードを少し減らす
⚠️ 注意:上記の量はあくまで一般的な目安です(1日の必要摂取カロリーの10%として算出)。愛犬の年齢・健康状態・運動量によって適量は変わります。他のおやつも与えている場合はその分を差し引いて調整してください。持病がある犬は必ず事前に獣医師へ相談してください。

犬にキウイを与える頻度の目安

キウイは毎日必ず与えなければならない食品ではありません。週に2〜3回程度、特別なごほうびやトッピングとして与えるのが現実的な運用方法です。毎日与える場合は体重管理・うんちの状態をこまめにチェックし、カロリーオーバーにならないよう主食のドッグフードの量を少し減らすことをおすすめします。


犬にキウイを与えるときの注意点

キウイは比較的安全性の高い果物ですが、与え方や体質によってはトラブルが起こる可能性があります。以下の注意点を事前にしっかり確認してください。

⚠️ 初めてキウイを与えるときの注意

初めてキウイを与える場合は、ひと口程度(1cm角を1〜2切れ)からスタートしましょう。できれば食後の様子を観察できる休日などに与えるのが理想的です。与えた後は以下の症状がないか数日間チェックしてください。

  • 嘔吐・下痢・軟便が続く
  • 皮膚の赤み・かゆみ・湿疹
  • 口や目のまわりを気にする・よだれが増える
  • 元気がなくなる・食欲が落ちる

これらの症状が見られた場合はすぐにキウイを与えるのをやめ、症状が続くようであれば動物病院へ相談してください。なお、初めての食材は他の新しい食材と同時に与えないようにしましょう。万が一アレルギーが出たとき、原因の特定がしやすくなります。

⚠️ キウイの皮と芯は与えない

キウイの皮・芯は犬にとって消化しにくく、食べさせると消化不良や嘔吐・下痢の原因になることがあります。また、皮には農薬が残っている可能性もあるため、必ず厚めにむいて取り除いてください。中央の白い芯も硬くて消化に負担がかかるため、切り取って果肉だけを与えましょう。

与えるのは必ず果肉部分のみにし、下処理した皮・芯は犬が届かない場所にすぐ捨てましょう。

⚠️ 誤って皮を食べてしまった場合は:皮・芯を誤食した後に、嘔吐・食欲不振・元気がない・お腹を痛がる様子が見られたら、自己判断せず速やかに動物病院を受診してください。

⚠️ 加工品・ドライフルーツは与えない

人間用に作られたキウイの加工食品(ドライフルーツ・ジュース・ジャム・ケーキなど)は犬に与えないでください。これらには砂糖・人工甘味料・着色料・防腐剤・香料などが多く含まれており、犬の健康に悪影響を与える可能性があります。特に市販のドライキウイは表面に砂糖がまぶされているものがほとんどで、糖分過多による肥満の原因にもなります。

与えるのは必ず生のキウイ果肉のみにしましょう。果肉をすりつぶして与える場合はフォークや木べらを使い、ミキサーは避けてください(シュウ酸の刺激が強まるため)。

⚠️ 与えすぎによる消化不良に注意

いくら体に良い成分が含まれていても、与えすぎは禁物です。キウイを過剰に与えた場合に起こりうるトラブルをまとめました。

  • 下痢・軟便:水分と食物繊維の多さでお腹がゆるくなりやすい
  • 嘔吐:慣れない食材にお腹がびっくりしてしまう場合がある
  • 肥満・糖尿病リスク上昇:天然の糖分が多いため継続的に多量を与えると体重管理が難しくなる
  • 口内刺激:シュウ酸の影響で口の中がピリピリする場合がある(ミキサー使用時に特に注意)

⚠️ 持病がある犬は与える前に獣医師へ相談

以下のような持病がある犬には、キウイを与える前に必ず獣医師に相談してください。

  • 腎臓病・心臓病:カリウムの摂取制限が必要な場合があります。特に療法食を食べている犬は、キウイに含まれるカリウムが腎臓・心臓に負担をかけるリスクがあります。
  • シュウ酸カルシウム結石の既往がある犬:キウイにはシュウ酸が含まれており(ほうれん草の約40〜50分の1程度)、尿路結石リスクがある犬は避けた方が安心です。
  • 下痢・胃腸が弱い犬:体調が不安定なときはキウイなどのフルーツは控えましょう。

犬にキウイを与えられる時期|何歳から食べてもよいか

子犬はいつからキウイを食べられるのか

子犬はまだ消化機能が発達途中にあるため、キウイを与える際は大人の犬より慎重なアプローチが必要です。一般的には離乳が完了して固形の食事に十分慣れたころ(生後2〜3か月以降)から、ごく少量を試してみることができます。ただし月齢だけでなく個体差もあるため、「いつから絶対に大丈夫」と断言できるものではありません。

特別な理由がなければ、消化機能が安定してくる成犬に近い時期(生後1年前後)から始めるのがより安心です。離乳直後の幼い子犬には与えないようにしましょう。

シニア犬にキウイを与える場合の注意

シニア犬(7歳以上が目安)は加齢に伴って消化機能が低下していることが多いため、成犬よりもさらに少量から試す必要があります。熟した柔らかいキウイをより細かく刻むか、すりつぶすなど食べやすい形状に調整しましょう。噛む力が弱くなっているシニア犬にも、熟したキウイは比較的食べやすい果物です。

また、シニア犬は腎臓・心臓などに持病を抱えていることが多く、カリウムの摂取制限が必要なケースもあります。かかりつけの獣医師に「キウイを与えても問題ないか」を事前に確認してから与えるのがおすすめです。

✅ ライフステージ別まとめ
  • 離乳前・生後2か月未満の子犬:与えない
  • 離乳後〜生後1年未満の子犬:極少量から慎重に(獣医師に相談が理想)
  • 成犬(1〜6歳程度):体格に合った適量であればOK
  • シニア犬(7歳以上):少量から。持病がある場合は獣医師に確認

犬がキウイでアレルギー症状を起こす可能性

キウイは桃やメロンと並んでアレルギーを引き起こしやすい果物のひとつとして知られています。犬によっては、キウイに含まれるタンパク質に免疫が過剰反応し、アレルギー症状が出ることがあります。発生頻度は高くありませんが、可能性はゼロではないため注意が必要です。

犬の食物アレルギーで見られる主な症状

キウイを与えた後、以下のような症状が見られた場合はアレルギーの可能性があります。症状は食後当日〜数日以内に現れることが多いため、与えた日は注意して観察してください。

  • 皮膚のかゆみ(体や顔、耳などを頻繁にかく)
  • 皮膚の赤み・湿疹・発疹
  • 口や目のまわりの腫れ・かゆみ・赤み
  • 下痢・軟便などの消化器症状
  • 嘔吐
  • 元気がなくなる・食欲が落ちる
  • 重篤な場合:呼吸困難(アナフィラキシーショック)

また、カバノキ(白樺)やニンジンにアレルギーを持つ犬は、キウイとの交差反応(構造が似たタンパク質への反応)が出る可能性があります。これらの食材にアレルギーがわかっている場合は、キウイを与える際も特に慎重に少量から試しましょう(参考:Animal Life Partner・丸田香緒里獣医師)。

異常が見られた場合の対応

上記の症状が見られた場合はすぐにキウイを与えるのをやめ、症状が続く・悪化するようであれば速やかに動物病院を受診してください。受診の際は「キウイをどのくらいの量・いつ食べたか」「どのような症状が何日続いているか」をメモしておくと診察がスムーズになります。症状が出ている様子を動画で撮っておくのも有効です。


キウイと一緒に与えると犬が喜ぶ食べ物

ヨーグルトと合わせて腸内環境サポート

キウイとプレーンヨーグルトを組み合わせると、キウイの食物繊維とヨーグルトの乳酸菌を一緒に摂れる組み合わせになります。腸内環境を整えたい犬のおやつとして、特別なご褒美に取り入れてみるのも良いでしょう。ただし、必ず無糖のプレーンヨーグルトを使用し(砂糖入り・人工甘味料入りはNG)、乳糖不耐症の犬もいるため最初は少量から試すことが大切です。

バナナはキウイと一緒でも食べやすい

バナナは甘みが強く多くの犬が好むフルーツで、キウイの酸味とバナナの甘さが合わさると食べやすいおやつになります。バナナにも食物繊維やカリウムが含まれており、キウイとの相性も良い組み合わせです。ただし、バナナは果物の中でも糖分・カロリーが高めです。一緒に与える場合はそれぞれの量を少量に抑え、合計カロリーが増えすぎないよう調整しましょう。

りんごは食物繊維が含まれ組み合わせやすい

りんごも犬に与えられる果物のひとつで、食物繊維が含まれキウイと組み合わせやすい食材です。ただし、りんごは種と芯を必ず取り除くことが大前提。種にはアミグダリンという成分が含まれており、犬にとって有害になる可能性があります。皮をむいた果肉のみを少量与えましょう。

キウイをドッグフードにトッピングする方法

キウイを細かく刻んでドッグフードの上に少量トッピングする方法も、手軽でおすすめです。いつものごはんに彩りと香りが加わり、食欲が落ちているときのアクセントとして役立つこともあります。消化酵素アクチニジンを活かしたい場合は、食事中または食後にキウイを与えるのが効果的です(空腹時よりも食べ物が胃にある状態の方がタンパク質分解の働きが期待できます/参考:駒沢女子大学・西山一朗教授)。


犬とキウイに関するよくある質問【Q&A】

Q. 犬にキウイを与えても問題ない?

A. 少量であれば基本的に問題ありません。皮・芯を取り除き、果肉のみを小さくカットして与えましょう。

キウイには犬に有毒な成分は含まれておらず、適量であれば健康維持のサポートに役立つ可能性があります。ただし与えすぎは糖分過多・下痢・肥満の原因になるため、1日の必要カロリーの10〜20%以内を目安にしてください。初めて与える際は1cm角程度のひと口から始め、翌日までの体調変化を観察することを忘れずに。持病がある犬は事前に獣医師へご相談ください。

Q. 犬にキウイの皮や芯を与えてもよい?

A. 与えないでください。消化しにくく、農薬が付着している可能性もあります。

キウイの皮は犬の消化器官では消化しにくく、農薬が残っている可能性もあるため必ず厚めにむいて取り除いてください。中央の白い芯も硬くて消化の負担になるため、切り取って果肉だけを与えましょう。万が一皮や芯を誤食してしまい、嘔吐・食欲不振・腹痛の様子が見られた場合はすぐに動物病院へ連絡してください。

Q. 犬にキウイのドライフルーツや加工品を与えてもよい?

A. 基本的に与えないでください。砂糖・添加物が多く含まれます。

市販のドライキウイは表面に砂糖がまぶされているものが多く、犬に与えると糖分過多・肥満の原因になります。また保存料・着色料・香料なども含まれていることが多いため犬の体には適しません。与えるなら必ず生のキウイ果肉のみを選んでください。果肉を与えるときはミキサーは使わず、フォークや木べらで軽くつぶす程度にしましょう。

Q. グリーンキウイとゴールドキウイはどちらが犬に向いている?

A. どちらも与えられますが、目的に応じて使い分けてみましょう。

グリーンキウイはアクチニジン(消化酵素)・βカロテン・ルテインを多く含み、消化サポートを目的とした場合に向いています。ゴールデンキウイはビタミンCがグリーンの約2倍と豊富で、甘みが強く食べやすい傾向があります。ただしゴールデンキウイは糖度が高めのため、与えすぎには注意が必要です(参考:POCHI)。

Q. 犬がキウイを食べすぎてしまったらどうする?

A. 体調を観察し、症状が続くようなら動物病院へ相談してください。

キウイを食べすぎた場合、下痢・嘔吐・お腹の張りなどの症状が出ることがあります。少量の誤食であれば症状が軽度で自然に回復するケースも多いですが、嘔吐・下痢が繰り返し続く・元気がなくぐったりしている・呼吸が荒いといった場合はすぐに動物病院に連絡してください。受診の際は「いつ」「どのくらいの量を」食べたかを獣医師に伝えると、スムーズに対応してもらえます。

Q. 犬が食べてはいけない代表的な果物は?

A. ぶどう・レーズンは特に危険です。キウイとは全く異なります。

犬に与えてはいけない代表的な果物は以下のとおりです。キウイはこれらとは異なり、適量であれば与えられる安全な果物に分類されています。

  • ぶどう・レーズン・マスカット:急性腎不全を引き起こす危険性があり、少量でも致命的になりうる
  • アボカド:ペルシンという成分が消化器・心臓に悪影響
  • さくらんぼ(種・葉・茎):青酸化合物を含む
  • いちじく:皮膚炎や消化器への刺激を起こすことがある

まとめ|犬にキウイを与えるときは適量と安全な与え方が大切

犬にキウイを与えることは、正しく与えれば基本的に問題ありません。ビタミンC・食物繊維・カリウム・ポリフェノール・アクチニジンなど犬の健康に役立つ可能性がある栄養素が豊富で、水分補給の補助やおやつとして上手に活用できます。

✅ 安全にキウイを与えるための5か条
  1. 果肉のみを使う(皮・芯は必ず取り除く)
  2. 小さくカットして与える(1cm角程度。丸のみ・喉詰まり防止。ミキサーは使わない)
  3. 体格に合った量を守る(1日の必要カロリーの10〜20%以内が目安)
  4. ドライフルーツ・加工品は与えない(糖分・添加物が多い)
  5. 持病がある犬・初めての犬は少量からスタートして体調変化を観察する

キウイは一年中スーパーで手に入りやすく、グリーン・ゴールド合わせて手軽に活用できるフルーツです。愛犬の体質・体調を見ながら、コミュニケーションの一環として上手に取り入れてみてください。