平均寿命 : 5~15年ぐらい
標準体重 : 1~6.5kg 標準体長30~60cm
お買い上げ頂いた数日間の管理
ウサギはストレスに弱い動物です。新しい環境に慣れるまでの数日間は、必要以上に遊ばず、ウサギがリラックスできるような環境を作ってあげましょう。
用具をそろえましょう!
◎ラビットケージ
ウサギ専用のケージ(幅60cm×奥行40cm×高さ45cm以上)を用意しましょう。ウサギの運動場として犬用のサークル(幅90cm×奥行60cm×高さ60cm以上)を用意してあげれば最適です。
◎えさ入れ、水飲み
- えさ入れ(直径13cm×高さ5cm位)は、ウサギがかじれない陶器製のものかステンレス製のものを用意しましょう。
- ウサギは体が濡れると下痢になりやすいので、ウォーターボトルを用意してください。容量は300cc位のものが適当です。(容量的には2日~3日分ですが、水は毎日替えてあげましょう。)
◎手入れ用品
被毛の手入れには小動物用獣毛ブラシやスリッカーブラシを、爪切りには猫用のカーブ爪切りを用意しましょう。
◎巣箱、トイレ、床材
- ウサギ用の巣箱を入れて、安心して睡眠ができる環境を作ってあげましょう。
- トイレは市販の専用トイレを用意してください。トイレの中には専用のペーパーサンドを入れておきます。
- ウサギケージの床に、厚さ3cm~4cmほどのパインチップか切りワラを敷いてあげます。また、親ウサギになればスノコでもよいでしょう。床材は3日~4日を目安に取り替え、いつも清潔にしておきましょう。
食事を用意しましょう!
◎主食
- ウサギの主食は、チモシー(イネ科の牧草)とペレットタイプのラビットフード(総合栄養食)を与えてください。食べ残したフードは、そのままケージに入れておいてもかまいませんが、フードが湿っているときはすぐに取り替えてください。
- ラビットフードを与える量……1日に100g~150gを朝夕2回に分けて与えてください。牧草は新鮮なものを与えるようにしましょう。
◎補助食
乾燥アルファルファを1日に20g程度、朝夕2回主食といっしょに与えてください。とても喜んで食べますが、与え過ぎると鼓腸症になるので注意してください。
主食に対して10%~20%を目安に野菜や果物(にんじん、きゅうり、レタス、さつまいも、キャベツ、小松菜、りんごなど)をウサギが食べやすい大きさにきって与えると喜んで食べます(新鮮なものを洗い、水気を良く切って与えてください)。
生後2ヶ月未満の仔ウサギには果物はリンゴを1日3回、2cm角の大きさに切り、与えて下さい。
◎おやつ
おやつはウサギといっしょに楽しみながらコミュニケーションが取れるだけでなく、歯の伸びすぎを防止する効果や、ビタミン、ミネラルの補給、ストレスの解消、オシッコの消臭など色々な効果があります。生後半年を過ぎたあたりから毎日適量を与えてください。
快適な環境で飼いましょう!
- えさは毎日取り替え、いつも新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。
- そうじは毎日して清潔にしておきましょう。
- 直射日光が苦手です。日差しの当たらないところで飼いましょう。
- シャンプーはドライシャンプーを使い、毛の汚れがひどい時だけにしてください。
- ウサギの快適温度は18~25℃です。急激な温度変化は苦手です。
- 夏は風通しの良い、涼しい所に移動しましょう。
- ウサギの快適湿度は40~60%です。多湿な所が苦手です。
- 歯の伸びすぎ防止に、かじり木を与えましょう。
繁殖をするときの注意点
- 年中繁殖可能で比較的繁殖は難しくないので、繁殖をするのであれば、何羽出産するか確認してから計画的に繁殖を行いましょう。
仔ウサギの飼い方の注意点
- 仔ウサギは人間で言う赤ちゃんです。暖かく静かな場所でしっかり睡眠がとれる環境を作って下さい。生後60日までは1日に遊ぶ時間を10分程度にして下さい。
- 生後60日までの仔ウサギは水分を多く取ると下痢をする場合がありますので、1日の水分量はドリンクボトル3分の1程度で十分です。水はぬるま湯を入れて下さい。ドリンクボトルが空になったら、リンゴを切り与えて下さい。補助食はリンゴのみになります。生後半年以上になれば、おやつや他の補助食を与えても大丈夫です。主食は親ウサギ同様に1日2回、ラビットフードとアルファルファを与えて下さい。
- ケージの床にはワラを敷いてください。親ウサギはスノコで問題ありませんが、仔ウサギの足は小さく、スノコに挟まる恐れがあります。
かかる恐れのある病気の種類
下痢・コクシジウム(寄生虫)・毛球症・スナッフル・ノミ・ダニ・シラミ・皮膚病・鼓腸症
共通感染症と予防方法
人と動物の共通感染症としてパスツレラ症・真菌症・サルモネラ症・野兎病・ペストなどがあります。予防方法としてはウサギ用ケージや他の飼育用具をこまめに掃除しましょう。また、定期的に飼育容器や飼育用具の水洗いと日光消毒を行いましょう。うさぎとの過度の接触はさけ、遊んだあとは、手洗いを必ず行いましょう。
動物に関しての法律
動物愛護の精神・日本での在来種の保護の観点から動物愛護管理法・外来生物法・種の保存法・鳥獣法などの法律が日本では制定されています。特に動物愛護法では、お客様が一度飼われたペットを一生涯大事に責任持って飼い続けることなどが定められています。